2024.06.11

朝まで寝られません

不眠

40代 男性

ここ1年ぐらい睡眠時、4時間ぐらいで目が覚めてしまいます。 以前は朝まで(6時間ぐらい)目が覚めることがなかったです。 加齢によることが大きいと思いますが、日常生活で注意することはありますか。

その他

中途覚醒でお困りかと思います。まずは不眠症の原因を考えていきましょう。 不眠症には種類があります。大きく分けますと入眠困難と中途覚醒です。前者は寝入りが悪い場合で、お布団に入っても眠れない状態です。 一方で後者は寝つきはいいものの、途中で目が覚めてしまうという状態です。
寝入りが悪い原因としては、就寝前の刺激の強いテレビやスマホ、ゲームなどが挙げられますし、日中の運動強度が少ないこと、過剰なお昼寝などが挙げられます。もし該当することがございましたら、見直す必要性があると思います。 改善しない際には超短時間型の睡眠導入剤が効果的なこともありますので、一般内科や心療内科を受診するようになさってください。 眠れない事を気にすると神経の興奮作用のあるホルモンが分泌されて、悪循環に陥る事がありますので、そのようなときは何か作業をしたりリラックスできる事をしていれば自然に眠気が出ることもあります。一旦お布団を離れるのも選択肢として考えてみてください。
次に中途覚醒ですが、こちらは入眠前の飲酒や過活動膀胱などが原因として挙げられます。 おトイレが近いなど思い当たる節がございましたら内科や泌尿器科を受診してみてください。 眠気がない状態では興奮をして逆効果になることもありますので、そのような時は、起きて何かして眠気を感じてから寝室に行くようになさってください。
睡眠の質を向上するような食材に関してですが、豆腐、納豆などの大豆加工食品、カツオやマグロ、エビ、ホタテ、ウニなどの魚介類、海苔やひじき、わかめなどの海藻類、チーズやヨーグルト、牛乳などの乳製品が有効かと思います。 就寝の3時間前には食事を終えておくことも、腸管の安静には大事です。
また、ホットミルクや生姜湯は身体を温めてリラックス効果も期待できるのでお勧めです。

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