2025.12.17

胸・心臓のあたりの圧迫感について


20代 女性

1.2カ月ほど前から、胸・心臓のあたりに圧迫感(ゆっくりと重いものに押される感じ、急に血圧が下がるような感じ)が時々出るようになりました。夜に起こることが多く、大体15分程度で収まります。特にお風呂上りに症状が出ることが多い為、気温差の問題もあるのかと考えてますが、あまり気にしなくてもよいものでしょうか?
数年前におそらくストレスで脈が飛ぶことがよく起きたり、これまでもチクチクとした胸の痛みが突発的にありますが、特に健康診断の心電図等では引っかかったことはないのですが、あまり気にしなくてもよいでしょうか。

内科

まず、胸の圧迫感は心臓や循環器系の問題が原因である場合があります。例えば、狭心症や不整脈、心筋炎などが挙げられます。特に、症状が夜間やお風呂上がりといった特定のタイミングで現れる場合は、血管の収縮や自律神経の乱れが関与している可能性もあります。一方で、ストレスや疲労による自律神経失調症も同様の症状を引き起こすことがあります。また、過去に脈が飛ぶような感覚を経験されていることから、不整脈や心臓神経症の可能性も否定できません。

気温差による影響も考えられます。急激な温度変化は自律神経に負担をかけ、「寒暖差疲労」と呼ばれる状態を引き起こすことがあります。この場合、リラックスできる環境作りや体温調節を意識することで改善することがあります。

現時点では、命に関わる重大な疾患である可能性は低いと思われますが、症状が繰り返し起こる場合や悪化する場合には注意が必要です。特に、胸痛が15分以上続く、冷や汗や吐き気を伴う場合は緊急性が高い可能性がありますので、速やかに医療機関を受診してください。

日常生活でできる対策としては、ストレス管理を心掛けたり、規則正しい生活を送ることが有効です。また、お風呂上がりには急激な冷暖房の使用を避け、体温調節に気を付けてください。

ご不安な場合は、一度循環器内科で心電図検査や24時間ホルター心電図などの検査を受けることをおすすめします。これにより、心臓や血管の状態について詳しく調べることができます。

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