ランニングシューズについて知っておくべきこと~シューズの寿命を左右する主な要因~


最近では、防寒、防風、UVケア、小物を携帯するためのポーチやアクセサリーなど、ランニング用グッズというだけでもたくさんのアイテムが販売されています。

ランニングをより快適に、楽しくしてくれる、外見も素敵なグッズには誰もが心惹かれてしまうもの。

その一方で、気候に合わせたウェアとランニングシューズがあればすぐに始められるというのも、ランニングの魅力です。

ランニングはスポーツの中でもお財布に優しいアクティビティと言えるでしょう。

ここで 一番大事なの、ランニングシューズへの投資を惜しまないこと。

シューズは私たちを乗せて何百キロもの距離を走ります。

着地時の衝撃を吸収し、関節と結合組織への負担を減らすという大切な機能で、私たちのランを支えてくれる、頼りになる相棒です。

ランニングシューズについて知っておくべきこと

もちろん時間の経過とともに傷みを生じてきますが、本来のクッション機能が保たれるのはどのくらいの間か、これは様々な要因に左右されるため、一概には言い切れません。

それでは、何がシューズの寿命を決めるのか、主な要因を見ていきましょう。

【要因1】 ランナーの体重

「当然のことですが、ランナーの体重が重ければ重いほど、一歩ごとに生じるシューズへの負担は大きくなります。

ランニングの着地時にかかる重量は体重の約5倍と言われており、ランナーの体重が重いと、シューズへのダメージも比例して非常に大きなものになるということがわかります。

【要因2】 シューズの年齢

シューズの寿命というと、シューズでの走行距離に目が行きがちですが、気候の変化や酸化作用もシューズの状態に影響を与えます。

使わずにしまってあるシューズも、時間の経過だけで傷みを生じます。自動車のタイヤと同じように、ソール部分の素材が固くなり、緩衝という機能を果たさなくなるのです。

【要因3】 ランニングスキル

動的なテクニックで、軽快に走るテクニックを持つランナーであれば、地面とシューズとの接触がより少なく、着地時にかかる重量も最小限に抑えられるので、シューズへのダメージも小さくなります。

一歩一歩が重たい初心者ランナーの場合は、着地時のシューズへの衝撃が比較的大きくなりますので、自然とシューズの寿命も短くなります。

このようなダメージについて考慮すると、初心者は初心者向けのソールがしっかりとしたシューズを選ぶなど、レベルに応じたシューズ選びが必要と言えるでしょう。

ランニングスキル

【要因4】 路面のタイプ

アスファルトで舗装された道路を走るのと、やわらかい土の上を走るのとでは、シューズへのダメージがかなり変わってきます。

最近では道路での速いピッチでの走りに最適のシューズから、山や森の中のでこぼこ道に適したがっしりとした作りのものまで、様々な路面のタイプに合わせたシューズが開発されていますので、自分の定番ランニングコースに合わせたシューズを選ぶようにしましょう。

【要因5】 シューズのサイズ

私たちの足は、ランニングの着地時に全身の体重を受けることにより、わずかに広がります。

この時、平常時でぴったりのサイズ、または小さめのサイズを履いていると、足がダメージを受けるだけでなく、着地の都度シューズの縫い目を押し拡げることになります。

ランニングシューズは、足の親指とシューズのつま先の間に手の親指ほどの間隔があるサイズが理想的です。

また、足は一日の間に4%ほど大きくなりますので、シューズを買いにいくのなら午後、できれば夕方以降にするとよいでしょう。

ここで触れた以外にも、ランニングのレベル、これまでのケガの有無や着地時の足首の倒れ具合などで、適したシューズは異なります。

次回の記事では、「シューズの寿命を見極めるための確認方法」について紹介します!

引用元:Runtastic Blog