元読売ジャイアンツ 鈴木尚広が伝授!心と体をつなぐストレッチ論 #3
フィジカルとメンタルの連動 ストレッチでリラックス
プロ野球の読売ジャイアンツで活躍。
代走での通算盗塁数日本記録を保持し、「代走のスペシャリスト」と称された鈴木尚広氏。
鈴木氏が提唱するストレッチの目的には「メンタルコンディション」の安定もある。また、アスリートに限らず、我々現代人が日常生活で意識すべきことについて教えて頂きました!
リラックスする時間を持つことが大事
鈴木氏:心と体は密接に関係していると思います。心と体が離れてしまうと、プロの世界ではパフォーマンスも出せません。やはり、気持ちを安定させることが、体にいい影響を与えますし、とても大事なのではないでしょうか。
たとえば、風邪をひいていなくても、風邪だと思い込むことで風邪になってしまうこともあります。このように、頭で思っていることは、体に直結するのです。気持ちを安定させることが、心と体をつなぐことになるのではないかと思うのです。
現代社会で、リラックスしながら仕事をすることは、なかなか難しいでしょう。ですから、一人になったときは緊張を緩める。
24時間のうち1時間でも2時間でも、どこかで自分の時間をつくり、気持ちをリフレッシュさせることが、ストレッチと同じ効果も生むと思います。
体を伸ばすだけじゃない 自分を癒すいろんなストレッチがある
鈴木氏:ストレッチにはいろんな種類があります。私のように動的に動かす場合もあれば、緊張を緩めるという意味では、お風呂に入って読書したり、音楽を聴いたりするのも一つのストレッチだと思います。
ストレッチの方法もそうですが、これらのことは自分で見つけていくことが大事ですね。
体が固まっている人もいれば、頭が疲れている人もいるでしょう。ヘッドスパでリラックスするのもストレッチだと思います。何かで自分を癒してあげるのが大事だと思うのです。広く言うのであれば、自分のリラックスする時間を持つということなんでしょうね。
引用元:「CoCoKARAnext」
アスリートと一流仕事人に学ぶ ココロとカラダを整えるマガジン
http://cocokara-next.com
鈴木尚広 / すずきたかひろ
1978年4月27日生まれ、福島県相馬市出身。5歳ころから野球を始め、相馬高校時代に甲子園出場はなかったものの、1996年のドラフトで読売ジャイアンツから4位指名で入団。「代走のスペシャリスト」と呼ばれた。2016年引退。通算228盗塁は球団史上歴代3位 。代走での盗塁132は日本記録。現在はテレビ解説者などを務める。
公式サイト https://suzukitakahiro.com