ピーナッツって健康に良いの?医師525名に聞いてみました


ピーナッツって健康に良いの?医師525名に聞いてみました

今回の調査では、ピーナッツは健康に良いと思うか尋ねたところ、50%の医師が肯定的な意見、33%の医師が否定的な意見、17%の医師が「わからない」と回答しました。肯定派のコメントを見てみると、ピーナッツには多くの栄養が含まれているとの声が多く、ビタミンEが含まれていることに触れるコメントもみられました。否定派のコメントには、ピーナッツに含まれるカロリーの高さを懸念した声が目立ち、過剰摂取には気をつけるべきであるとの指摘もありました。今回調査対象となった医師の方々のコメントを踏まえると、ピーナッツを食べる際には適量を意識することが大切なようです。塩分を含んだピーナッツを過剰摂取してしまうと、健康に良いどころか、かえって健康に悪影響を及ぼす恐れがあると懸念されていましたので気をつけましょう。

健康をテーマにしたテレビ番組やインターネット上のサイトでは、たびたびピーナッツが取り上げられることがあります。効果は様々あるようで、健康に良いと言われているようです。
しかし、本当にピーナッツは健康に良いのでしょうか?医師の意見を聞いてみたいところだと思います。

そこで今回は、ピーナッツは健康に良いのか、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、健診・予防医学医の計525名の医師に聞いてみました。

※ 本調査は医師専用コミュニティサイトMedPeer(https:/ /medpeer.jp/)にて、2018年12月23日〜12月26日にかけて行われ、一般内科医、総合診療科医、代謝・内分泌科医、健診・予防医学医の計525名から回答を頂きました。

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ピーナッツは健康に良いの?

「ピーナッツは健康に良いと思いますか」という質問に対し、以下の選択肢から選んでもらい、コメントを頂きました。

・大いにある
・多少はある
・あまりない
・ほとんどない
・わからない

以下が結果となります。

ピーナッツって健康に良いの?医師525名に聞いてみました

集計したところ、ピーナッツは健康に良いかという質問に対し、50%の医師が肯定的な意見(「大いにある」と「多少はある」の合計)、33%の医師が否定的な意見(「あまりない」と「ほとんどない」の合計)、17%の医師が「わからない」と回答しました。
それでは、医師の方々のコメントを回答ごとに見ていきましょう。

肯定的な意見

・50代男性 一般内科 「多少はある」
ピーナッツは健康に多少良いと思います。

・40代男性 一般内科 「多少はある」
多少は健康にいいと思います。

・30代男性 一般内科 「多少はある」
ナッツ類が健康に良いと思います。

・60代男性 一般内科 「多少はある」
豆類は健康に良いと思います。

・50代女性 一般内科 「多少はある」
豆なので、良い栄養になると思います。

・50代男性 一般内科 「多少はある」
栄養がありますので、健康に良いです。

・50代男性 一般内科 「多少はある」
ビタミンEをはじめ栄養が豊富です。

・50代男性 総合診療科 「多少はある」
栄養素として多少はあると思います。

・30代女性 健康・予防医学科 「多少はある」
栄養価が高いと考えます。

・40代男性 代謝・内分泌科 「多少はある」
ピーナッツの減塩のものは健康によいと考えます。

・40代女性 一般内科 「多少はある」
塩分やバターがついていなかったら大丈夫だと思います。

・30代男性 一般内科 「多少はある」
ナッツ系は一般的に適量であれば健康に良いと聞いています。

・50代男性 一般内科 「多少はある」
食べ過ぎなければ健康によいと思います。

・20代男性 一般内科 「多少はある」
適量摂取する分には健康に良いと思います。

・60代男性 一般内科 「多少はある」
過剰でなく、適量であれば良いと思います。

・50代男性 一般内科 「多少はある」
ナッツ系の栄養効果はあると思いますが、カロリー摂取量が問題ですね。

・40代男性 一般内科 「大いにある」
ピーナッツは健康に良いと思います。

・50代女性 代謝・内分泌科 「大いにある」
栄養成分は高いと思います。

・40代男性 一般内科 「大いにある」
含まれる栄養成分は悪くないです。

・60代男性 一般内科 「大いにある」
様々な栄養素を含んでいるため、健康にはかなり良いかと思います。

肯定的な意見には、ピーナッツには栄養がある、豆類は健康に良い、ビタミンEが含まれているなど様々な理由から、ピーナッツが健康に良いというコメントが多く寄せられました。
実際、ピーナッツには多くの栄養素が含まれているようです。

ピーナッツとピーナッツバターはたんぱく質の宝庫で、ピーナッツ1オンス(28g)または大さじ2杯分(23g)のピーナッツバターには、アメリカの1日当たりの推奨摂取量(RDI)の10%以上のたんぱく質が含まれています。加えて、渋皮に含まれているレスベラトロールなど重要なビタミンやミネラルも含まれ、数多くの健康面および栄養面の効能があります。

また、減塩のピーナッツを推奨する声や適量摂取であれば健康によいという声がみられましたが、一方で塩分やバターの含まれたピーナッツを食べたり、過剰摂取をしたりしてしまえば、健康を損なってしまうといった可能性を示唆するコメントも見られました。

否定的な意見

・50代男性 一般内科 「あまりない」
カロリーが高いと思います。

・50代男性 一般内科 「あまりない」
カロリーが高すぎるし食べ過ぎやすいので注意が必要です。

・50代男性 代謝・内分泌科 「あまりない」
カロリーが考えられます。

・50代男性 代謝・内分泌科 「あまりない」
ピーナッツはカロリーが高いので、ほどほどに摂取するのが良いかと思います。

・50代男性 一般内科 「あまりない」
高カロリーなので食べ過ぎはよくないです。

・50代男性 一般内科 「あまりない」
油も多く、カロリーも高い印象があります。

・40代男性 一般内科 「あまりない」
食べ過ぎは逆効果だと思います。

・50代男性 一般内科 「あまりない」
食べ過ぎは問題ですが、適度であれば嗜好品としては大変良いと思います。

・50代男性 一般内科 「あまりない」
ピーナッツの食べ過ぎは良くないと思います。

・70代男性 代謝・内分泌科 「ほとんどない」
カロリーが高いため良くないと思います。

・50代男性 一般内科 「ほとんどない」
カロリーが高く栄養が偏っている気がします。

・50代男性 一般内科 「ほとんどない」
栄養価は高いですが、やはりカロリーも高いです。

・50代男性 一般内科 「ほとんどない」
太る上に、ローストしてアレルゲンをキャラメリゼして安定化するのでアナフィラキシーの危険もかなり有り、輸入元や保管状況によってはアフラトキシンなどの問題もあり、健康に悪いと思います。

否定的な意見には、ピーナッツはカロリーが高いとの理由から健康に良くないのではと考える医師が多かったです。
前述の肯定派のコメントにも、塩分を含んだピーナッツを食べすぎると、健康に影響を及ぼす可能性があるといいます。

また、太るだけでなくアナフィラキシーの危険があると危惧する医師もいらっしゃいました。

わからない

・70代男性 一般内科 「わからない」
過剰摂取は問題ありです。脂質や尿酸値が上昇します。

・50代女性 一般内科 「わからない」
どんな食材でも食べ過ぎはいけません。

・50代男性 一般内科 「わからない」
何事も過剰はよくないと思います。

・60代男性 一般内科 「わからない」
よくわかりませんが、過量はダメでしょう。

「わからない」と回答した医師の方々のコメントを見ても、やはりピーナッツの過剰摂取は問題があるとの意見が多かったです。

さらに、ピーナッツを食べ過ぎると脂質や尿酸値を上昇させる可能性があるため、健康を脅かす恐れもあるといったコメントもみられました。

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ピーナッツの健康に良い面もあるが過剰摂取には注意を

今回の調査では、ピーナッツは健康に良いと思うかと尋ねたところ、50%の医師が肯定的な意見、33%の医師が否定的な意見、17%の医師が「わからない」と回答しました。
肯定派のコメントを見てみると、ピーナッツには多くの栄養が含まれているとの声が多く、ビタミンEが含まれていることに触れるコメントもみられました。
否定派のコメントには、ピーナッツに含まれるカロリーの高さを懸念した声が目立ち、過剰摂取には気をつけるべきであるとの指摘もありました。
今回調査対象となった医師の方々のコメントを踏まえると、ピーナッツを食べる際には適量であることが大切なようです。
塩分を含んだピーナッツを過剰摂取してしまうと、健康に良いどころか、かえって健康に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあると懸念されています。
みなさんもピーナッツを召し上がる際には、食べ過ぎに十分注意しましょう。

引用元:イシコメ 医師と患者をむすぶメディカルサービス
https://ishicome.medpeer.jp/entry/1613