お腹が張って息苦しい！水分補給、足りていますか？

こんにちは、Runtastic専属管理栄養士のユリアです。今日は、多くの人が地味に悩んでいるマイナートラブル「お腹の張り」を解消する方法をご紹介します。

食べ過ぎたわけでもないのに、お腹が張って苦しかったり、就寝時に膨満感が襲ってきて眠れない、といったことがありますよね。

お腹の張りが起きる原因には、不規則で偏った食生活、早食い、炭酸飲料やガスを発生させる食べ物（玉ねぎ、にんにく、キャベツ、ブロッコリー、豆類など）の摂取などがあります。仕事や授業の合間に手早くがっついて食べた結果、お腹がパンパンになってしまって午後になってから苦しい思いをしたなんて、身に覚えはありませんか？

その他にも、膨満感の主な原因としては、水分不足が挙げられます。水分不足による便秘や、汗や尿により毒素を排出できない状態になると、お腹にガスがたまりやすくなります。

原因や症状によって、解消法は異なりますが、特に病気ではないのにお腹が張って苦しいことがある人は、症状を軽減させる働きのあるドリンクやフルーツを追加してみましょう。今回紹介する食材には、水分不足から生じるむくみを解消する効果もありますよ。

緑茶

緑茶は喉の渇きをいやし、新陳代謝を上げ、プロバイオティクス（善玉菌）のような働きをします。ホットでもアイスでも同様の効果が期待できます。

レモンまたはキュウリスライスを入れた水

いつものお水に一味プラス。レモンやキュウリのスライスを一枚か二枚入れてみましょう。見た目がおしゃれかつ涼しげになるだけではなく、新陳代謝を刺激してくれます。

暑い日には炭酸飲料が欲しくなるかもしれませんが、炭酸水はお腹の張りの原因となるので控えたほうがベター。炭酸なしのお水でも、レモンとキュウリの爽快感で十分リフレッシュできますよ！

スイカ

代表的な夏の風物詩スイカも、お腹の張りを緩和してくれる強い味方です。日本では、切り分けてそのままガブリといくのが主流ですが、ヨーロッパでは、スムージーやジュースとして飲まれることも多く、特に夏には、スーパーのデリコーナーなどで、新鮮なスイカジュースなどが売られています。
豊富な水分とカリウム成分がお腹のはりをすっきり解消してくれる上に、カロリーも低め。暑いからといって清涼飲料水に頼らず、昔からの食材でリフレッシュするのが健康のためにもベターです。

ペパーミントティー

ペパーミントにはたくさんのよい効能があります。筋肉の緊張を和らげ、身体をリラックスさせてくれます。この作用はお腹のはりを癒すにも最適です。
乾燥葉やティーバッグでも多くの商品が出回っていますが、新鮮なペパーミントの葉っぱに熱いお湯をそそぎ、何分か抽出時間をとると最高に爽やかな美味しさを楽しめます。

パイナップル

パイナップルにはブロメライン酵素が含まれています。炎症を抑えたり、消化を助ける働きを持ちます。新鮮なパイナップルを加えて作った美味しいスムージーは、お腹のポッコリをなくしてくれます。

「私たちの身体の50パーセント以上は水分でできている。」

何かに集中して取り組んでいるときや、忙しく立ち働いているときなどには、水分補給がおろそかになりがちです。しかし、水分不足はお腹の張り以外にも様々な不快症状をもたらす原因となります。

・頭痛
・集中できない
・乾燥肌
・疲労感
・便秘、むくみ

このような症状に悩まされないよう、自分の体重に応じて十分な量を、意識的に摂取するようにしましょう。一日に推奨される水分補給量は体重1キロに対し30ml、つまり体重60キロの方なら1.8リットルの水分補給が必要ということになります。

正しい水分補給は健康を保つ基本です。お腹のはりやむくみを感じるなら、水分補給ついでに効果的な栄養も摂取できるドリンクやフルーツを取り入れれば、薬に頼らず自然な形で体質改善することができますよ。

引用元：Runtastic Blog

ユリア・デンナー

runtastic専属管理栄養士/調理師。Runtasticの料理チャンネル「Runtasty」のメニュー作成・監修を手がける。「身体と心によい食生活を心がけていますが、新しいレストランや旅先で出会う食べ物を試すのが大好きです。」ダイエットについては「自分に合った方法を見つけ出し、それなりにハードな運動を継続することが成功のカギ」と語る。