ケガ予防には股関節を柔らかくせよ
ランニングは老若男女誰もが手軽にが楽しめる運動ですが、時には膝や腰などの関節や筋肉を痛めてしまうことがあります。
怪我をしてランニングが楽しめなくなる前に、日頃からケガ予防をしておくことが重要です。
今回は怪我の原因となりやすい股関節の柔軟性について解説していきます。
ランナーのケガの原因は「股関節」の柔軟性にあり!
ランナーによる怪我の多くは膝や腰に症状が表れます。
ランニング時に膝が受ける着地の衝撃は体重の3〜5倍と言われており、体重が68kgの人なら約204~340kgの衝撃を膝に与えることになります。
ランニングはこの衝撃を受けながら長時間連続で走りつづけるため、確かにケガをしやすいのも納得できます。
しかし、同じランナー仲間でも、いつもケガをしている人とケガをしない人がいます。
その違いはどこにあるのでしょうか。
その違いは「股関節」の柔軟性にあります。股関節とは足の付け根の関節で、ももを上げる際に曲がる部分のことを言います。
股関節が硬い場合は、着地の衝撃を直接受けることとなり、「膝」「腰」が負荷に耐えられず痛みが出てしまいますが、股関節が柔らかい場合は、足にかかる衝撃を上手に吸収してくれるクッションの役割をしてくれるため、股関節が柔らかい人ほどうまく衝撃が分散し、怪我をしにくくなるのです。
「股関節」を柔らかくするトレーニング
股関節を柔らかくするトレーニングやストレッチ方法としてわかりやすいのが、相撲の力士が稽古で行う
「四股(しこ)」
です。
しかし、私たちが力士のように四股を踏むのはトレーニングとしてのレベルが高すぎるため、今回は誰でも簡単にできる股関節を柔らかくする方法をご紹介します。
【スタートポジション】
両手は肩幅に合わせて開き、両足の膝とつま先を揃えて床につく腕立て伏せの体勢をとります。
1.スタートポジションから右足を1歩踏み出し、右手の外側まで移動させます。この時、両手が床から離れないように注意しましょう。
2.右足を戻してはじめのスタートポジションへ。今度は、左足も同様の動作を行います。
左右交互に計10回を1セット、1日2セットからはじめてみてみましょう。
地味なトレーニングではありますが、このトレーニング1つで股関節の柔軟性は確実にアップします。ケガをしてしまっては、楽しいランニングも苦痛になってしまいますよね!
ぜひ「股関節」の柔軟性を高めてケガを予防しランニングを楽しんでください!
引用元:Runtastic Blog