冬のお悩み、「冷え症」について
12月も半ばに差し掛かり、すっかり冬らしい気候になりましたね。この時期に気になるのは「冷え対策」ではないでしょうか。
女性はもちろん、近年では男性の「冷え症」に悩む方の話をよく耳にします。冷えの中には病気が潜んでいる可能性も…しっかりと対策したいですね!
冷え症ってなに…?
「冷え症(冷え性)」は病名ではありません。ただし、冷え症は血行不良から起きるので、自律神経や心臓、筋肉などの働きと密接に関係しています。
また、冷えを放置すると風邪をひきやすくなるなど、身体の免疫力も低下します。
「冷え症(血行不良)」による影響
・頭痛、肩こり、腰痛
・肌荒れ
・体がだるくなる
・疲れやすくなる
男性では血流の悪化によって薄毛やED(勃起不全)につながるリスクもあります。
冷え症の原因
冷えの原因は様々ですが、大きくは以下3つが挙げられます。
1.運動不足(血液が循環していない状況)
2.ストレス・自律神経の乱れ(緊張状態が続くと、血管が収縮し不良に)
3.不規則・偏った食生活
冷えには環境調整、漢方が◎
医師専用サイトMedPeerで行った4,100名の医師に向けたアンケート調査結果では、冷え対策として挙がったのは…
・入浴や暖房器具などの環境調整
・体質によっては漢方を処方する
・ホッカイロの使用
・アームウォーマー靴下の重ね着
・飲食物は生姜などの身体を温めるものを
どれか1つを実施するのではなく、「複数を組み合わせて実践することが大切」という結果が出ました。ぜひ試してみたいですね。
※アンケート結果参照:イシコメ
監修:医師 / 眞鍋歩
東京都羽村市出身。日本大学医学部卒。眼科専門医として大学病院に勤務しながらボストンやシンガポールで手術の研修を受け、現在医療法人真愛会の理事を務める。2015年にオンライン医療相談サービス「first call」の立ち上げに参画し、以後運営をサポート。
日本眼科学会認定専門医、高度先進医療認定医、ICL認定医
執筆:first call運営事務局
https://ishicome.medpeer.jp